はじめに - 前回の記事はこちら
前回の記事では、「金持ち父さん 貧乏父さん👉 こちらの本」との出会いが、私にお金の考え方を見つめ直すきっかけを与えてくれたことをお話ししました。まだ読んでいない方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
厳しい船出と、大きな決意
「人生にはチャンスが限られている。もしかしたら、自分は他の人よりも少ないかもしれない」と自分に言い聞かせながら、まずは自分のすべてといっても過言ではない日産スカイラインR33GT-Rを手放しました。この決断は、今振り返っても大きな英断だったと思います。
「金持ち父さん 貧乏父さん👉 こちらの本」の教えの中で、支出を減らして手元に残るお金を増やすという考え方が心に響いていました。大切にしていた車を売却し、その資金を新たなスタートのために活かす道を選んだのも、この教えがあったからです。このお金をもとに中古の安い車に買い替え、両親も私の決意を理解してくれました。もちろん、農業の繁忙期には手伝うという条件付きでしたが、両親の支えに心が軽くなったのを覚えています。
それでも、アパート代の資金がまったく足りないという問題が残っていました。そこで頼ったのが、500円玉で30万円貯まる貯金箱です。半透明の黄緑色の貯金箱に貯まっていたのは、残念ながら半分ほど。それでも藁にもすがる思いで割ってみると、運よく千円札が数枚入っていて、結果的に15万円ほどになりました。この500円玉貯金を手に郵便局へ行き、通帳に入れた際に受付の方に少し嫌な顔をされたのを覚えています(笑)。
こうして、車を売却した資金や500円玉貯金、その他にかき集めたお金を合わせて、手元には約50万円が残りました。ただ、スカイラインR33GT-Rのチューニング費用のローンもあり、50万円すべてを自由に使えるわけではありませんでした。
それでも、「支出を抑えながら、手元のお金を活かす」という金持ち父さんの教えを胸に、彼女(今の妻)とともに新しい生活を始める覚悟を決めました。決して順風満帆ではありませんでしたが、2人でなら乗り越えられると信じて、新たな一歩を踏み出すことにしました。
次回予告
次回は、パソコンを触ったことのない田舎者が、サラリーマン生活で感じた衝撃についてお話ししたいと思います。不定期更新ではありますが、引き続き気長にお付き合いください。